パーキンソン病患者を取り巻く現実と設立趣旨 【雇用について】 • 定年前(U60)のパーキンソン病患者等障碍者の多くは民間企業の論理の中で健常者を基準としたシビアな競争にさらされ、最終的には定年前に解雇や自主退職に追い込まれるケースも少なくない。 • しかしながら視点を変え、パーキンソン病患者だからこそ出来ることがあることに気づいた。これは、U60(60歳未満)のパーキンソン病患者は、健常者が10~20年後(70歳以降)に経験する様々な加齢に伴う身体機能の低下を前倒しで実体験することにある。医療や介護健康分野の問題解決のヒントをビジネスチャンスに繋げること、即ち「弱み」を「強み」に転換することが可能であると考えます。 • また、パーキンソン病患者の就労での弱点を十分考慮した勤務形態や、チーム制でのタスクマネージメントを工夫することにより業務として成り立たせることも可能であると考えます。 • その人の症状やスキルレベルに合わせた職業訓練や資格取得の支援をすることにより、スキルアップや雇用につなげる事ができると考えます。 これらの視点に立ち、U60のパーキンソン病患者等障碍者の直接間接の雇用機会を拡大することにより、障碍者の自立を支援出来ないかと考えています。
【将来の不安について】 •「パーキンソン病」という病名を医師から告げられた時、自分が必要としているU60(60歳未満)向けの情報が、どこの誰に聞いたら良いのかもわからず、不安を募ってばかりだったと自分自身を振り返る。 特に、他のU60の同じ様な境遇を経験された方々との情報共有を望んではいたが、なかなか見つけにくく、支援団体でも、把握し難い状況であった。 そこで、U60の世代で既に経験してきたメンバーが、その経験を活かし、U60向けの情報提供を強化し、不安解消及び、自立を支援したいと考えています。 その情報がニーズにあった有用な物にする為にも、U60のパーキンソン病患者の掘り起こしが重要になってくる。
【音楽療法の積極的取組みについて】 • 発起人2人が入院中に始めた音楽ボランティア「TN Soul Brothers」の継続 発起人年代(U60)にあわせた曲を中心にした音楽ボランティアを継続することにより、U60のパーキンソン病患者が、声を出して歌う機会を増やして、楽しみながら、発語障害や嚥下障害を改善することが出来るのではないかと考えております。 • 昔、ギター演奏やバンドを組んだりするのが流行った世代でもあったことから、昔を思い出して、自分たちでも、やってみようという気持ちになって頂けると更に盛り上がって来るのではないかと考えています。 「自分たちが楽しまなければ!」という思いからです。 • 現在、支援団体等では把握されていないU60のパーキンソン病患者の掘り起しの機会として、U60のパーキンソン病患者の情報交換および交流の場と出来ないかとかと考えております。
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