パーキンソン病とは パーキンソン病患者として、有名な人物 • マイケルJフォックス氏(US 映画俳優 主な主演映画:Back to the future) • モハメド・アリ氏(US プロボクサー ) • 永 六輔(JP 作家) 1918年始めにこの病気をイギリス人のジェームス パーキンソン氏が見つけて報告されたのでパーキンソン病と名前が付けられた。
パーキンソン病患者の総数と年代別患者数の内訳 2014年 総数 163,000人 その内 0~49歳: 2,000人 50~54歳: 3,000人 55~59歳: 6,000人 U60の患者数:11,000人(患者総数の約7%)
パーキンソン病の四大症状 1.筋固縮(関節が固くなる) 2.振戦(手足がふるえる:1秒間に4~5の震え) 3.無動(動かない場合だけではなく、動作緩慢や動きが小さいというのも含まれる) 床からの起き上がり、動作全体が遅くなる。小股の歩行。着替えに時間が掛かる。 仮面様顔貌(顔の筋肉が硬く無表情)、声が小さくなる 4.姿勢反射障害 (バランスが悪く、倒れやすくなる、前屈みになりやすい) バランスが崩れた際に、それをくい止める一歩が出るかどうかで転倒を防止できるかどうかなので、生活面で非常に重要なポイントとなる。
• 歩行障害として、小刻み歩行、すくみ足、前傾姿勢(猫背)、加速歩行、歩行困難に陥り、押し車や車椅子が必要になるケースも多い。 • 自律神経障害(便秘、夜中のトイレに行く回数が増え睡眠に影響し体調を崩す事につながる。 • 構音障害、嚥下障害、
服薬による特徴的症状 ・不随意運動(ジスキネジア):体が勝手に動いてしまう。 ・日内変動:薬が効いている時間帯と効いていない時間帯が出来、一日のうちでも症状が大きく変動する
パーキンソン病とは、どこで何が起こっているのか? • 中脳の一部に、黒質というところがある。その黒質の黒い部分が、薄くなってくると、パーキンソン病の症状が出てくる。この黒質には、ドーパミンという物質を作り上げていく機能があるが、その黒質細胞が減ってくると、ドーパミンという物質の量が減ってくる。そのことで症状がでてくる。 • 実は、その細胞は、何もしなくても、パーキンソン病にかからなくても、20歳頃をピークに減少していくものです。 • 年々減少するが、ある程度減らないと症状が出て来ない。正常な人も老化が進む中で、パーキンソン病と類似した症状が、出てくる事は、よくあります。 • 細胞の数で、40%。ドーパミンの量で20%まで下がるとパーキンソン病症状が出現し、発症する。 • パーキンソン病の方は、この減るスピードが急に早くなり、健常者より10~20年早く、様々な老化に類似した症状も発症するということです。
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